神楽坂+おとなの婚活流儀

おめでとうインタビュー!

2014.04.02 <第10回>円満夫婦に聞いてみた!~この人が喜ぶところを見るのが自分の幸せ~

今回インタビューさせていただいたのは生活雑貨店を
営むYさん(50代前半)です。
和服がお似合いで、粋でもあり、たたずまいも美しく、
終始所作などにも惚れ惚れ。。。

素敵なご夫婦

素敵なご夫婦

一方ご主人Uさんは60代半ば、文化的な薫りのする素敵な方です。
退職されて現在はYさんの会社の代表を務められています。

お洒落なご主人さま

お洒落なご主人さま

インタビュー最初は一緒に同席なさってたのですが、
途中で用事があるとのことで退席。

女性同士の方が色々聞けるのでいいかな(笑)

――とても素敵な旦那様ですね。どこでお知り合いになったんですか?

Y:知り合ったのは30年くらい前ですね。
当時私が働いていたお店(和食屋)にお客様として来ていたんです。
とはいえお互い知ってはいるけれど別世界の人でしたので、
お話をするような間柄ではなかったですね。

その間20代前半でYさんは結婚。

ただ10年以上続けた結婚生活は平坦ではなく
結婚はしたからには一生添い遂げなくてはいけない」という
気持ちと、このまま結婚生活を続けていくことはできない、
という二分する気持ちでとても苦しんでいたそうです。

Y:離婚をするかどうかで悩んでいた時に、今後の生活や仕事の事も含め、
支えになり一番親身になって相談にのってくれたのが主人です。

人生のパートナー

人生のパートナー

――え~、でもちょっと下世話な話ですが、ご主人にも下心があったのでは?
(ワイドショーネタみたいですみません!!でもYさんは
そのくらい魅力的な方でした)

Y:いえ、そういう器用な人じゃないんですよ。色恋なしに、
人として困っている人に手を差し伸べるタイプなんです。
夫は40歳くらいで結婚したものの、家庭はボタンの掛け違いが…

結局36~7歳の時にYさんは離婚が成立、勤めていたお店を辞め、
その後40代前半でご自分のお店を始めます。

ご主人とは仕事上のパートナーとしてお付き合いが続きます。

2人が以前お住まいだった所。

2人が以前お住まいだった所。

――ご結婚されたのはいつなんですか?

Y:一昨年主人の離婚が成立し、入籍したのは去年です。
私は自分の食い扶持は自分で稼ぐ、ということは昔から
当たり前に思っていましたし、主人が子供をかわいがる
後ろ姿にも想いと優しさを感じたので、離婚して自分と一緒に
なってほしいとは思いませんでした。
主人も子供が成人してからというけじめがあったので。

本当に長い間ずっと仕事上でのパートナーだったんです。

もう男前すぎるお二人!!

なんだか新藤兼人と音羽信子を思い出してしまいました。

本当の意味での大人の男女です。

今回のインタビューの場所は渋いです!

今回のインタビューの場所は渋いです!

――今の生活はどうですか?

Y:今の自分が生きていられるのは本当に夫のおかげ。
辛い結婚をしたからこそ、今のおだやかな
暮らしが心底ありがたいです。

そう思うと前の結婚は踏まなければいけなかった錆びた釘なのかもしれません。

夫婦はどちらのせいでもなく、どうしようもないことってあるものなんですね。

失敗してしまった人には、たまたま一度目は相性が合わなかったと思い、
臆病にならず勇気をもって次にいってもらいたいと思います。
松田聖子さんに学べですね(笑)

――なるほど!でもまだ結婚に踏み切れない人はどうすればいいのでしょう?

色んな人に会ってもなんかピンとこないって言う女性が多いんです
見た目もあるのでしょうが。。。

Y:何が幸せなのかを見直すことが必要じゃないかしら?
私にとっては夫の喜ぶ姿を見るのが自分の幸せ。
第一印象で不快な人はだめだけど、そうでなければもう少し会ってみるとか。
もしかしたら何度目かにピンがくるかもしれないでしょ。

その時のピンを見逃さないのが大事。

ピンを見逃さないっ!

ピンを見逃さないっ!

同じものを食べた時一緒に美味しいって思えることとか、
ささいなことを育む感じでしょうか。

あと、見た目に関しては改造すればいいんですよ!

夫も今ほどおしゃれじゃなかったですよ。
それを会社の代表になるのにそれではだめです!って
ことで雑誌を見て、洋服屋をまわって。

半年で変わりますよ。
今や、彼は私の作品です(笑)

この前の私の誕生日の時、お店で食事の後、バースデーケーキを
用意してくれてたんです。

もうその時、本当にうれしくて。。。

すごく優しい人なんですが、それを表現できなかったのがここまでにって。(笑)

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もうあまりに中身の濃いお話で、お話を聞きながら驚き感激しました。
世話オバの私達は素晴らしいレクチャーを受けた感じです。
師匠と呼ばせてください!