神楽坂+おとなの婚活流儀

おめでとうインタビュー!

2016.10.20 <第24回>条件ばかりにがんじがらめになっていたけれど、問題は自分の中にあると気付いた

おめでとうインタビュー


男性Nさん(54歳)、女性Hさん(44歳)ともに結婚歴がある2人です。
Hさんは離婚後すぐ30代から紹介所に入会したり婚活歴が長く、40代のときは某紹介所で1年間に1人しか紹介されなかったという強者。
世話オバでは“理想が高すぎて難しい”と思われていた女性です。
そんなHさんがどうして今回、Nさんと交際が進んだのでしょうか?
まさに「大人婚」の指南書になりそうな今回のお話し、お二人のご協力を得てご紹介します。

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オバ:最初に会った2人で会った時はお互いにどんな印象でした?

Nさん:「第一印象でピンと来ました。なんとなくフィーリングが合うな。」

Hさん:「そんなに会話も弾まなかったけど合っていて嫌な感じがなかったですね
私は相性が悪い男性と会うと具合が悪くなるのですが(ええっ?:オバ
彼は大丈夫だったんです。ただ、年齢と家が遠いことは気になりました。」

オバ:Hさんは【若い男性】にこだわってたじゃない?
断らずに会ったのはどこがポイントだったの?

Hさん:「確かに年齢は50代でしたけど、写真を見て嫌じゃないな。。。と」

オバ:そうね~Nさんは仕事柄、服装とかオシャレだもんね♪

2回目のデートはすんなり3日後に約束。
間をおかず会っていたのも良かったんですね。
会って4.5回目にはNさんが「そろそろ付き合いた」いとプッシュしたそうですが
Hさんは「まだまだ」と慎重で付き合うまでは踏み切れない。

オバ: どこがひっかかってたの?

Hさん「やっぱり彼の仕事が自営だったので、世の中には悪い人もいるし本当かな~と、1度失敗してるから慎重になってたんです。」

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すごいのはそこで彼女がはっきりと「会社を見せて下さいませんか。」と自営の彼のオフィスを実際に見に行った事。
ちゃんと自営でやってる姿を見て、とりあえず身元は安心。そこでようやく少し受け入れられたそう。気になる事があったら女性からはっきり言うのはポイント高いですよ!!!!

その後は趣味がクラッシック音楽という共通の趣味もあり、月に1度のコンサートへ行ったり、お付き合いがスムーズに。
2人ともお喋りな方ではないので、ずーっと沈黙の時間が流れるけど、それが楽だと感じたとか。
素敵ですね。

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彼の家はHさんの家から遠かったしそれがネックだったけどある時、Hさんの生活が急変。
なんと長く働いていた仕事を辞めてしまったのです

それをきっかけに「一緒に住もう」と彼から言われて同棲。
その時は1人暮らし用の部屋だったけど、荷物を車に保管したりして物を減らしたり、それもすんなり受け入れられた。生活してみたら料理、家事は彼の方が上手で、Hさんが不安だった家事もぐっと楽だったとか。

少しづつ2人の生活に慣れてきた。
同棲によって遠距離だった家の問題も解決。
今は、広い部屋に引越してHさんは新しいお仕事も決まりました。

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オバ:入籍とかはどう考えてるの?

Nさん僕は(入籍)してもしなくてもどっちでもいいんですよ
Hさん「私はう~ん、まだ悩んでいて。。。親にも2度目なので心配されてるし」

オバ:2人の生活はどうですか?

Nさん 「そりゃぁいいですよ~~~」ふふっと笑う(本当に嬉しそう)

オバ:どんな所が? もっと言葉で言って~(笑)!

Nさんえ~、やっぱり独りでいるのと2人でいるのは違いますよ。
テレビ見ているだけでも楽しい
、案外 テレビの好みも会うしね。」
2人で暮らす時に、荷物を整理していたら偶然にも同じ本や物を持っててびっくり!なんていう事もあったとか。

オバ:Nさんのどこが良かった?

Hさん嫌な事を言わないんですよ、傷つくような事を言わない!
(↑婚活中の男性の皆様、ここもポイントですぞ)

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それにしてもえり好みが激しくてなかなか決められなかったHさんが変われたのはなぜ?
オバにはHさんと似た40代の未婚女性が多いのでぜひ、アドバイスお願いします!

Hさん「今までは自分が家事苦手だから
こういう人じゃなきゃダメ
収入も多くないとダメ!
子供がもし生まれたら早く死んじゃうと嫌だから若い人がいい!とか、
条件ばかりにがんじがらめになってて、
そしたらそんな人と出会えるなんてもう宝くじ当たる確立
じゃないですか。
紹介所に登録しても紹介が1年間にたったひとりだったりして。」

オバ:そうねぇ~そう言ってたよね。

Hさん「でも問題は自分の中にあると思って、今まで沢山の条件だけを考えていたことに気がついたんです。何に一番こだわるのかわからなくなってた。
一番優先である「家事が得意な男性と一緒になればいい」という考え方が出来なかったんですよね。それなら自分が一番苦手な「家事だけ出来ればいいじゃない!」と考えてみたら、そしたらこれもいいじゃない、それもまぁいいか、と。」

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Nさんは「彼女は料理苦手って言いますけどそんなことないですよ。」とさりげなくフォロー、年上の余裕なのか、彼女を見守るというスタンスが。10歳も年下の可愛らしいパートナーが出来た事でぐっと落ち着きと充実感に満ちている。
Hさんも無理をしていた仕事から解放され、マイペースで生活できるようになったので以前よりぐっと若々しくきれいになった気がする。
2人で「こんな素敵なご縁をありがとうございました~♪」と言って下さいましたが
いえいえ、オバは何にもしてません。2人で縁を大切に育てた結果なんですよ。
特に自分を変えられたHさんは素晴らしい。

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40代の女性は婚活が厳しいと言われているけれど、ちょっとこだわりを捨てて視点を変えた素敵なパートナーが現れるのですね。お互いに寄り添う姿は私たちが見ていても羨ましいくらいでした。会話がなくても気をつかわない相手なんて本当に大人のカップル! 大人女子の婚活の秘訣はここにありますよ~(^^♪