神楽坂+おとなの婚活流儀

縁活をめぐる冒険

2016.07.28 第二回 イベントに参加しよう Kyogen Lounge

みなさん、こんにちは。世話焼きネエさんのロミコです。

東京近郊に住んでいるみなさんは、どんなアフター5(死語かも?)をお過ごしですか? たまには仕事を早めに切り上げ、好奇心を高めてくれるようなイベントに参加してみませんか?

今回は渋谷セルリアンタワー能楽堂で定期的に開催されているKyogen Loungeをご紹介したいと思います。
狂言って興味はあるけれど、なんだか難しそう、でも一度は観てみたい!という狂言ビギナー向けのイベントです。
このイベントでは狂言の舞台鑑賞のほかに、スタンディング形式で高級料亭「金田中」の旬の食材を使ったお料理とワインなどのドリンクが頂けるオトナのスペースも用意されています。それなら敷居も高くないですよね。

Kyogen Lounge サイト http://www.motonari.jp/lounge

チケット代:前売り一般 大人ひとり4,500円
(ワンドリンク付、フードはオプショナル料金)
場所:渋谷セルリアン能楽堂
19時オープン(ラウンジタイム) 20時 オープン(狂言タイム)

レセプションでリストバンドと百人一首のかるたをゲット!
アイテムに弱い私としては、ちょっとテンションがあがってきますね~。

安部さんの有名な和歌

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能楽堂前がオトナのラウンジスペースになっています。

ワイン系、ウィスキー系のドリンクコーナーに加え、「金田中」のフードコーナーがあります。まずはドリンクから。
百人一首かるたのワンドリンク券が一瞬でスパークリングワインに化けてしまいました。飲み足りない方はオプショナル料金でお好きなだけ。

ワインコーナー

ワインコーナー

さすがは高級料亭。どれもこれもさすがにおいしそうで、目移りしてしまう。
今回は鮎の押しずしを購入。一口頂くと山椒がほのかに香り、仕事のされた鮎と酢飯とのトライアングルが絶妙。上品なお味でした。

どれにしようかな。

どれにしようかな。

あたりを見回すとこなれたオトナの方が多い。想像以上に盛況な模様。狂言って人気があるのね~。着物姿の方々、おしゃれすぎるメンズ集団、モードなお姉さま方など様々。
本日のイベントは全席自由席なので、早めに好きな席をゲットしよう。
能楽堂の入り口には、盆栽や根付など関連グッズ?!も販売されています。

根付がずらりと並んでおります。

根付がずらりと並んでおります。

イベント主催は大蔵流現25世のご子息である大蔵基誠さん。

大蔵流は、室町後期に創流されたそうで、会場入り口には、脈々と受け継がれる立派な家系図が飾られています。絶えることなく家とお家芸の伝統を守り続けていくのは、並大抵の苦労ではなかったのでしょうね。

いよいよ能舞台のあるお部屋へ

正面の松は奈良「春日大社」の松らしい

正面の松は奈良「春日大社」の松らしい

能舞台をひとめ見た瞬間、おしゃべりしていた口が自然と閉じますが、またぽかっと開き、美しい能舞台に引き込まれます。凛としていてかっこいいではないですかっ。
さささっと、見やすそうな正面席をゲット。

舞台に関して少し触れると、座席(見所)は、正面、中正面、脇正面とあります。ちなみに実際の舞台では、正面席が一番お高いそうです。

脇正面の横には、斜めの廊下(橋掛り)があり、高さの異なる松が三本並んでいます。高さの違いは遠近感を表現しているそうです。
舞台と観客席の間に白い玉砂利敷かれており(白洲)、これは屋外で行われていた時代に、狂言師の顔を明るく見せる効果に使われていた名残だそうです。
長い時代を経て、創意工夫を重ね、趣向を凝らし、ひとつの世界を確立していったんですねぇ。ちょっと胸アツ。
いよいよ20時 オープン(狂言タイム)

主催の狂言師大蔵基誠氏と従兄弟が登場し、ユーモアを交えながら狂言の楽しみ方をお話ししてくれます。

少し内容に触れると、狂言は「お笑い」の原点であり、対話型で進行するのが特徴のようです。
舞台脇に「後見」という役目の方が正座して座っていますが、この方は舞台で演者に何かあった際に代理で演じる演者さんで、その場に存在しないものとして舞台を観る必要があります。イマジネーションを働かせましょう。

ネタバレになってしまうかもしれないので詳細は省略。ぜひ、会場で!

大蔵基誠氏と従兄弟

大蔵基誠氏と従兄弟

登場人物:主人(シテ)、召使(太郎冠者)、通りすがり

あらすじ:通りすがりが所持している立派な太刀をシテが羨ましがり、太郎冠者がそれを奪おうとするお話。
これって現代なら窃盗じゃないですか(笑)?!

舞台後の所感
舞台上で話される言葉は、日本語の基礎となる室町口語というものらしい。

オーバーリアクションなパフォーマンスと大きな声で、たびたび会場が笑いの渦に包まれ、すっかり魅了されちゃいました。音をたてて歩かない「すり足」も素晴らしかった。能や歌舞伎に比べると、狂言はワハハと喜劇的なのでわかりやすいですね。
最後に、幾つか感じたことを。

昔の人は、私たちより想像力が遥かに豊かだったのかもしれない。

舞台を観ていると、スマホでググれば一瞬で答えがでる時代の私たちには納得いかないようなシーンも散見されます。かくいう私もそうです! でも、理屈をこねる前に想像してみましょう。「考えるな、感じろ」です。そうすれば、もっと面白おかしく感じてきます。イマジネーションって、いろんなシーンで大事ですね。

ワハハ的な楽しさは、室町時代からあまり変っていないのかもしれないですね。日本的な笑いのツボは、この時代から私たちのDNAに刷り込まれ、脈々と受け継がれてきたものかもしれません。吉本新喜劇、ドリフや漫才などのルーツは狂言にあり?!

オトナの二人のために
二人が知らない世界を覗いてみよう
百聞は一見にしかず
ぜひぜひ、訪れてみてください!