こんにちは、33歳、独身(オンナ)、婚活中のニコです。
アラフォー男子に結婚観を聞くこの企画、第二回目のゲストは、
私の数年来の知り合いであり、先輩であり、お酒の相手をしてくれる
編集者のQさん(40ぐらい)です。
この前までは、雑誌の「クウネル」を見て、奥さんと一緒に昆布〆を作ったり、
ふたりでWiiの体力測定をしていたのに…。
そんな仲の良さを、小出しに見せつけていたのに…。
気がつけば離婚していたQさん。
何でも訊いていいというので、世話焼きおばさん会の食事会の最中、
酔った勢いでいろいろ訊いてみました。
ニコ(N):あんなに奥さんの自慢していたのに、離婚しちゃったんですね~。
Q:周りには、秘密にしてたんだけどね。
N:Qさん、一時期荒れてましたよね。お酒を飲むと大学生みたいに酔いつぶれて。
それで、どうして離婚したんですか?
Q:元妻がさ、浮気してたんだよ。
新年早々、「そこら辺に置いてあった」奥さんの日記を見てしまったのだという。
書かれていたのは、奥さんの恋愛。彼に何を言われたか、何をしたか、どこで会ったか、会う約束をしたか…
お相手は、奥さんのパート先の上司で、バツ2のおじさん、50代。
彼女は、携帯を持っていなかったので、連絡はもっぱらパソコンだったという。
N:そんなことが、あったんですか…
Q:正月休みが明けても仕事なんか手に付かなくてさ。
ちょうどその頃、仲人をしてくれた会社の恩師の死も重なって……。
気がつけば、お茶の水の駅で一時間、動けずにいたこともあったよ。
その後、Qさんとは、「俺も三割ぐらいは悪いところがあったと思う」とか、
「子供がいなかったからですか~?」とか、
「マンションを買うと離婚するっていいますよね・・・」というような話をした。
わたしが一番印象に残っているのは、
「あいつ、”彼の所へ行ってきます”というメモを残して、出かけて行ったこともあるんだよ」
という一言。夫婦が日常になるって、そういうこと…?
大人なんだから、ましな嘘でもつけばいいのに。
夫=家族には、嘘をつく気遣いなんてしないのか…。
一緒に話を聞いていた世話おば会の隊長は、元妻を「天然だね~」と、言いきっていた。
Qさんは別居し、調停離婚をし、平日はお弁当づくりに、休みは太極拳などにいそしんでいる。
結婚生活は8年で終了、今は数年前に購入したマンションに一人で暮らす。Qさんをはじめ、私が人間的に尊敬している人の半分は、離婚をしている。
離婚はしなくても、パートナーとは業務連絡だけ、
「ベットは一緒でも端と端で寝て、もちろんしないよ」(本人談)という人もいる。
せわおば会の隊長はよく、
「みんなさ~、むずかしく考えないで結婚しちゃえばいいんだよ」と言う。
確かに、結婚ってすればうまくいくものだとは限らないんだから、
事前の妄想で悩んで、力尽きるのって、かなり無意味。
じつはわたし、
”日常”になってる夫婦って、憧れないんだよな。
いつも一緒とか、二人でひとつ、みないな。
Qさんの本音というよりも、ニコの愚痴が出てしまった。結婚は遠いや…。