神楽坂+おとなの婚活流儀

世話焼きネエさんロミコの縁活をめぐる冒険

2018.08.15 第25回 スゴカ北九州!昭和レトロ感満載な小倉&門司を旅しよう

みなさん、こんにちは。世話焼きネエさんのロミコです。

東京近郊に住んでいるみなさん、夏休みのご予定はお決まりですか?

ロミコは小倉出身の友人のガイドで、北九州の小倉と門司(もじ)周辺を小旅行してきましたので、ご紹介いたします。ちなみに、タイトル冒頭のスゴカは、JR九州のICカードのスゴカ(SUGOCA)から拝借しました。

北九州は、明治から昭和にかけて、八幡製鉄所や筑豊炭田をはじめとした日本有数の工業地帯として、日本の産業の近代化を支えた地域です。また、関門海峡を挟んで本州に接している立地から、門司港は外国航路の拠点、貿易港として活躍しました。

そのような背景から、シフト制勤務の労働者の方々の「仕事帰りの一杯」需要に応えるべく、角打ち(駄菓子などつまみに、お酒が立ち飲みできる酒屋さんのこと)文化が北九州地方に広がっていったそうです。

また、小倉は、パンチパーマ、バナナの叩き売りに競輪の発祥地として有名です。北九州市はテレビでも「派手な成人式」が取り上げられますし、発祥モノから連想すると、なんだかとってもやんちゃな街ですね(笑)。実際はどうなのか、興味しんしんで、潜入開始です。

まずは、小倉風ブレックファースト!?「かしわうどん」をいただきに、JR小倉駅へ向かいます。駅前では、北九州ゆかりの漫画家 松本零士先生の人気アニメ「宇宙海賊キャプテンハーロック」のリアルなブロンズ像がお出迎えです。

#キャプテンハーロック半端ない

#キャプテンハーロック半端ない

お店は駅ナカ(構内)にあるので、入場券を購入して、在来線12番ホームへ向かいます。朝うどん目当てのお客さんでにぎわっています。

漫画「クッキングパパ」でも紹介された小倉名物うどん

漫画「クッキングパパ」でも紹介された小倉名物うどん

いただいてみると、麺の柔らかさが、なんとも新鮮でクセになりそう。うどん屋のおねえさんのお話によると、「ただ柔らかいだけではなく、手打ちだから麺にコシがでるのよ!」とのこと。「かしわ」とは、細切りした鶏肉を甘辛く煮たもので、澄んだスープの上にトッピングされて供されます。

かしわうどんとお稲荷さん

かしわうどんとお稲荷さん

すこし甘めの味付けのせいか、食べ終わった後にほっこりしました。

URL:  https://www.k-ekibento.co.jp/kashiwa-udon/

次は、腹ごなしに小倉城まで歩いてみます。
駅前は、商業施設が多く建ち並び、近隣には魚町銀天街(ショッピングアーケード)←これまたアーケードの発祥らしいです。発祥多っ!があります。にぎやかで活気に満ち溢れています。アーケードや市場がある商業エリアと、お城やオフィスエリアが紫川を境に、きれいいに区分けされているようです。

美しい城とお濠

美しい城とお濠

小倉城主として有名なのは細川忠興氏でしょうか。彼が、京都祇園祭を模して始めたお祭りを発端に、今日まで続く小倉祇園太鼓となっていったようです。小倉祇園太鼓はお城の隣にある八坂神社の例大祭として、毎年夏に行われています。ロミコはまだ観ていませんが、坂東妻三郎三船敏郎が主演した映画「無法松の一生」では、この神社が舞台となり小倉祇園太鼓が全国に知れ渡ることになったそうです。

旅の無事を願って祈願

旅の無事を願って祈願

今度は、商業地エリアにある旦過市場をぶらり歩いてみます。

近くまでくると、昭和レトロのノスタルジック感がたまらない!
このエリアは時計が昭和30年くらい(イメージですよ)でストップしているような雰囲気です。

なんと!ヴェネチアのように水上に市場があります

なんと!ヴェネチアのように水上に市場があります

市場の前に到着

市場の前に到着

休日だったこともあり、お休みのお店が多かったのは少し残念でしたが、雰囲気は存分に楽しめます。市場内は、ゆるやかに湾曲している縦の道と横に伸びる味わい深い裏路地が続き、まるで迷路のようです。裏路地は、無秩序に古い木造の建物が建って電線も絡み合って渦巻いていたりします。まるで映画のセットのような光景に唖然とします。

おなかを抑えた竹内力が奥から歩いてきそうな(笑)

おなかを抑えた竹内力が奥から歩いてきそうな(笑)

商店街には、生鮮食品をはじめとした商店が並び、有名な角打ち「あかかべ」もあります。どのお店も長い間この場所で営業されてきたプライドのようなものを感じます。

鯨肉を扱うお店もありました

鯨肉を扱うお店もありました

旦過市場を出て、魚町銀天街のアーケード内を歩いていると、お祭りが近いので山車が組み立てられていました。夜も練習の太鼓の音が町中に響いていて、お祭りに向かっていく熱気が感じられます。

町中がお祭りに向けて一丸になっているようです

町中がお祭りに向けて一丸になっているようです

翌日、門司港(もじこう)レトロ地区まで、小倉駅からJR鹿児島本線で行ってきました。乗車時間は約10分程度です。

門司港は、関東地方でいうならば、横浜のような場所でしょうか。門司港駅は大正時代に建てられ、駅舎は国の重要文化財に指定されています。残念ながらロミコが訪れた時はちょうど修復中で、見学することができませんでした。

電車を降りると「帰り水」と書かれた水飲み場がありました。名前の由来は、戦後の引き揚げの方々が、門司に上陸して安堵の思いで喉を潤したところから「帰り水」とよばれるようになったそうです。駅が開設されて以来、ずっと現役だそうです。

エレガントな雰囲気漂う帰り水

エレガントな雰囲気漂う帰り水

お隣には、洗面所があります。こちらは、SL機関車が走っていた時代に、からだについた煤を洗い流すために作られたそうです。エピソードからして、時代を感じますね。しみじみ。

門司港レトロ地区を歩いてみると、旧門司三井倶楽部、旧門司税関、門司郵船ビルなどが点在しており、これら建物の名称からも門司港が貿易の拠点だったかうかがえますね。船溜まりには、門司港名物「焼きカレー」がいただけるお笑い芸人のロバート秋山父!の遊覧船が停泊しています。いちいち濃いのは何故なんでしょうか(笑)

国際記念友好図書館(左)と展望台が入った門司港レトロハイマート(右)

国際記念友好図書館(左)と展望台が入った門司港レトロハイマート(右)

北九州市旧大阪商船

北九州市旧大阪商船

港付近を歩き回り、疲れてきたので、戦前から続く角打ち店でひとやすみ。

「魚住酒店」は、角打ち通の間では、かなり有名なお店として知られています。

店内に入ると、土間エリアに立ち飲みカウンターがあり、その奥には住居スペースがあります。店内の冷蔵庫から、冷えたグラスと好きな飲み物を自分で出していただくセルフサービス方式です。居間の方からお母さんが、サービスで枝豆と正月に煮たらしい甘辛味の牛蒡を出してくださいました。

この日は猛暑で、お店に着いた時には汗だく状態でしたので、キンキンに冷えた最初の一杯のビールは最高においしかったです。しばらく経つと、暑さも和らぎ、店内の団扇を拝借し、くつろぎはじめたロミコは、店内をキョロキョロ。かなり古い木造家屋です。天井近くの棚の上には、年代物と思われる古い樽があり、また古い写真やポスターなどが無秩序に飾られているようで、実は計算されつくしているんじゃないかと勘繰ってしまう、「スゴサ」を肴にサワーへ移行していきました。

常連よろしく気取りなロミコ

常連よろしく気取りなロミコ

本物の角打ちに触れた気分です

本物の角打ちに触れた気分です

新しい店なのにレトロ風に盛っているイマドキな角打ちには、もう立ち寄れないのではないかと思うくらい、本物を目の当たりにしたような衝撃を受けた体験でした。

帰りに、少し高台にある名料亭「三宜楼」を見学します。こちらは、昭和初期に建てられ、九州地方では珍しい木造三階建だそうです。百畳間とよばれる大広間や荷運び用のエレベーターが設置され、当時はかなりハイカラだったことでしょう。

エントランス

エントランス

一階には展示室があり、当時の政財界の大物や文化人がこちらの常連であったことがうかがえる手紙や写真など見ることができます。戦後はGHQの社交場として、ダンスホールなどに使用されたこともあったそうです。

食事やお酒を運ぶためのエレベーターが設置されていた場所です

食事やお酒を運ぶためのエレベーターが設置されていた場所です

日本の近代化を支えた方々がこの料亭で日本の将来を語り、この窓辺から見える門司港を眺めたと胸アツになりますね。

今でも良く港がみえます

今でも良く港がみえます

さいごに、

小倉祇園太鼓の前に訪れたので、祭りの準備で活気づく人々の姿や、夕暮れどきから、街中のいたるところで太鼓の練習をする音が鳴り響き、なんともいえない情緒溢れるシーンを体感できたことも思いがけず、小倉の旅の思い出のひとつとなりました。

やっぱり実際にその土地に訪れないとわからない、本やテレビなどの情報だけでは得られない、五感からの印象が旅にはあり、それゆえに我々は旅に出るんでしょうね。

心残りはパンチパーマの方に遭遇しなかったことでしょうか(笑)。

スゴカ、北九州!

たまにはいつもと違う方向へ、少し遠出してみませんか

忘れていた気づきや、驚きがあるかもしれません

ぜひぜひ、訪れてみてくださいっ

by ロミコ