今回で申請は2度目のファンド助成金。
申請書の書き方は自分で言うのも何だけど、ずいぶんと上手くなってしまった。
でも書類の書き方ばかりが先行して、助成金に通過するためのテクニックというか
そう、まるで受験勉強のようになっていくことに違和感を覚えつつ
逆に「助成金」ってなんだろ??と考えてしまうようになりました。
実際、あれやこれや助成金と名のつくものはたくさんあって、そのおかげで
運営されているNPOも少なくない。
寄付が浸透していない日本においては「助成金」は確かにカンフル剤になるでしょうが
薬にしては常用性を残すやっかいなものにもなり、助成金だけをあてにして運営する
自立出来ない体質を作っているのも現実。
私が考える原因のひとつには複雑な書類作成の存在かな。
とにかく行政の優秀な方は書類を作るのが仕事みたいになってますから
その行政に気にいられるようにするには行政の書式にのっとった
フォーマット通りの書類を提出すること!これに尽きます。
意味がないと思っても、意味なんか考えず書類を作り続けなければいけない。
(やっぱり受験勉強か。。)
慣れれば逆に簡単じゃん!と思うけど、そんな作業に追われるうちに
本来の目的に力を注げなくなる。
現に話題になっている「事業仕分け」も、設立時の意義目的は薄れ、今は互いに
報告書類を山のように作成する作業に追われて疲れちゃっているんじゃないか
と推測しますゾ。
報告書を簡略化することを怠惰と思うのかどうかは見る側のセンスなんだけど
誰かが「王様は裸だー!」って言ってくれたら、この流れは変わるだろうか?
言う人もいないし、王様の姿が見えないから無理か??