『結婚は恋愛の延長にあるもの』
この考えが出てきたのは最初は1960年代からでしょうか。
その後70年代からの少女漫画、80年代の恋愛ドラマで全盛になった気がします。
「男女が出会って惹かれあって結ばれることが幸せな結婚」
これは今もみんなが『理想とする結婚』でしょう。
ただ世の中はどんどん変わっているのにも関わらず、あまりにみんなが『恋愛至上主義』に引っ張られすぎていて結婚が難しくなっている気もします。
「好きじゃないと結婚できない」
この思考にがんじがらめになっている人も。
今期大人気のNHKドラマ「虎に翼」、オバスタッフも久々にはまってます。
後に日本で女性初の裁判官になる「寅子」はそもそも結婚自体に興味がありません。
ただ、女性というだけでハンディがある法曹界、さらに独身であるがゆえに不便を感じていた寅子は、昔から知っている「優三」に社会的地位を得るために結婚を持ちかけて実際に結ばれます。
優三は前から寅子に恋心を持っていたけれど、寅子にとってはあくまで仕事に有利になるための手段。
とはいえ、日々の暮らしを共にするうちに優三の優しさに触れ、惹かれていきます。
高等試験にも落ち、少々頼りなくて緊張するとすぐにお腹を下してしまうほどの優三ですが、最初の頃から見ていたオバは寅子が結婚するなら絶対優三さん!と心で叫んでいました💓
女性から見たらなんだか男性を感じない、リードしてくれないと言われそうですが、寅子を尊重してくれて人間的な優しさに溢れた優三は結婚相手としては理想的。
召集令状が届き出征する時も「寅ちゃんが後悔せず、心から人生をやり切ってくれること。それが僕の望みです」との言葉を残します。結局優三は戦地から戻ることはありませんでしたが・・・・(涙)
結婚のきっかけは「恋」ではなくても「暮らしていくうちに相手の良さを知って好きになっていく」ことはあります。
「恋愛しないと人として未熟」「恋愛がない結婚なんて」
そろそろこの呪縛から解放されたいですね。。。
これからのなかなか難しい時代を生き抜く仲間として共に暮らす、そんな結婚でもいいと思うのです。
もちろんじわじわとでも好きになっていったら・・・・それこそ「ラッキー」ですよね♬